2016年 07月 03日
魚とお酒 ごとし |
『酒は純米 燗なら尚良し』
そこにおいしいお酒と肴があれば、季節は問わず。
今宵も二条高倉にある燗酒専門店 「魚とお酒 ごとし」へ。
蒸し暑かったので、今日は「生酛のどぶ」のソーダ割りで乾杯◎
お通しは柔らかく炊かれた煮穴子。
煮穴子の下の冷やしずいきとの食感の違いがまたいい。
店名にも魚と謳ってあるけれど、
料理は魚と野菜を使ったものだけで、肉料理は一切ない潔さ。
仕入れ次第で出す料理も変わるので、メニューはいつも手書きのもの。
今日も魅力的なメニューが多くて迷う。
玉櫻の生酛純米に合わせて、甘鯛の木の芽まぶしから。
塩を一振りしたねっとりと甘い甘鯛に、木の芽がさわやかに香る。
唾龍「涼」 純米 23BY
久保本家酒造の14度の低アルコール純米古酒。
加水してあるけれど、酸もキレもしっかり。 でもするする呑める危険なお酒w
去年食べて感動したうざくを再び。
鰻はタレ焼きか白焼きを選べるので、さっぱり白焼きで作ってもらう。
炭火でじっくり焼いた鰻が、贅沢な厚切りでたっぷり。 絶品!
ごとしといえば、やっぱりこのスペシャルブレンド。
今年の上方日本酒ワールド用にブレンドした日置桜「玉笑う」 最終章。
5月に大阪で飲んだ記憶が蘇る。 これが最終章だなんてやっぱり寂しい、、、
どれも好きだけれど、このお店の酢を使った料理が特に好き。
酢の物からしゃこ、蛸、夏野菜のぬた。
大ぶりに切った夏野菜と合わせるのは新鮮だったけど、とてもいいな。
仙亀 原酒 22BY
「仙亀」は低精白純米古酒なので、加水してあるのが通常品。
原酒ははじめて呑んだけれど、燗冷ましになればなるほどしっくり。
京都の夏を閉じ込めたような
鱧、賀茂茄子、万願寺唐辛子の揚げ出し。
お出汁を吸ってジューシーな賀茂茄子に、脂ののった鱧の旨み。
竹鶴 純米にごり
香りは甘酸っぱいのに、呑むとしっかり辛口。
燗冷ましになるほど、辛味より旨みが出てきていいバランス。
いかを天ぷらにするか刺身にするか聞かれて
お刺身で作ってもらった、紋甲いかの唐墨まぶし。
唐墨のコクのある塩気で、紋甲いかの甘さが引き立って美味。
カウンターの中で
黙々とこの絶品の料理を作り続ける店主 玉井さんと
料理に合わせて燗をつけてくれる奥さん。
お酒もお料理も
相変わらず私たち夫婦の好みど真ん中。
今回も燗酒片手に
ゆるゆるとおいしく楽しい時間を過ごさせてもらった。
ちなみにー。
今まで日曜だけやっていた昼酒を
平日も毎日14時~17時でやるようになったのだとか。
これはまたこの店に来る機会が間違いなく増えるなw
今度は昼酒もいいかもしれない。
次をまた楽しみに◎
by bukubuku_abuku
| 2016-07-03 23:34
| +週末京都