2013年 05月 06日
【シーズン4】 僕らの酒 24BY 完成! |
山田錦と美山錦。
二種類の酒米の栽培に挑戦したシーズン4。
ついにそのシーズン4の集大成となる 「僕らの酒 24BY」が完成◎
GW真っ只中。
駅からバスで30分のはずが、大渋滞で1時間半もかかって到着したのは
銘酒 「相模灘」で知られる久保田酒造。
私たち僕らの酒プロジェクトの何よりの理解者であり、
私たちが持ち込んだ酒米で僕らの酒を醸してくれるパートナー。
杜氏の徹さんは大磯にまで出向いてくれて、田植えも一緒にしたんだよね。
到着したメンバーから、今日の作業開始。
酒蔵だよね…?と目を疑う事務風景だけど、これも大事な作業のひとつ。
今日来れなかったメンバーへは、メッセージをつけて僕酒を発送。
ラベルだって自分達で貼るのデス◎
和紙に印刷したラベルは、一つ一つ両面テープで貼り付け。
ちなみに今年の僕酒ラベルは
「かもめ食堂」「暮らしの手帖」のイラストでも知られる画家・牧野伊三夫さん作!
この日初お披露目だったラベルを見た私たち。描かれた絵に一同驚愕。
のほほーんとなんとも可愛らしい、、、って、いやいや!
5枚目の田んぼを全滅させた腹いせにメンバーで食べまくったイノシシじゃないかw
神のつかいと言われているイノシシ。
あまりにも美味しそうに実った僕酒米をフライングゲットしたイノシシが
やっぱりお酒も欲しくて大磯の魚を手土産に頼んできたので
優しい僕酒団は田んぼを襲わないという約束でお酒を分けてあげましたとさ◎
な~んていうラベル秘話があるとか、ないとか言われたらなぁw
まぁ元々イノシシと私たち、どちらに正義があるって訳でもないわけで。
色んな意味で、想い出深いボトルになったのかも。
今日は棚田食堂がないので、お昼ご飯は各自持参のお弁当。
好きな場所でということだったので
来るときから目をつけていた近くの河原へ移動。
川沿いでは野生の藤がちょうど満開に。
やっぱり外で食べるご飯は美味しいなぁ。
珈琲もお裾分けしてもらって、のんびり休憩タイム。
湯気のあがるこちらでは、火入れの作業中。
メンバーが予約した生酒以外の僕酒は、全てこの時点で火入れ酒に。
お酒を瓶に入れ湯煎殺菌を行う「瓶燗火入れ」は、手作業で手間もかかるけれど
劣化を防ぎ本来のお酒の味わいを楽しむことができる方法。
65℃に保ったお湯にケースごと沈め
ストップウォッチできっちり時間を計って定刻になったら引き揚げ。
お湯の中から引き揚げるから、けっこう重い、、、
この時点では、瓶の栓はしっかりしまっていないので
湯銭された瓶から漂う日本酒のいい香りがあたり一面に◎
この後機械を使って打栓処理をしたら、すぐさま水の中に沈めてしっかり冷却。
全ての作業が終わったら、いよいよお待ちかね。
僕酒メンバーである井上蒲鉾店さんの絶品はんぺんをつまみに
酒蔵で出来立ての「僕らの酒 24BY」で乾杯!
麹米に山田錦、掛け米に山田錦+美山錦を使い
精米歩合90%で作った今年のお酒。
純米酒なのに吟醸のような香りが漂うのは
発酵が思ったよりのんびりだったのが功を奏した模様。
旨みがしっかり濃いのに綺麗にまとまった味で、とても90%歩合とは思えず。
去年のような強烈な個性はないけれど、これは美味しいお酒ができたのでは◎
後日、改めて家でのんびりと味わう。
自分達で一年かけて育てたお米で作ったお酒で、晩酌する幸せ。
シーズン4 僕らの酒、ここに完結***
by bukubuku_abuku
| 2013-05-06 15:34
| 田んぼDAYS