2013年 04月 23日
2013春を味わうコース |
能見台にある南インド料理店 「ガネーシュ」
インド料理のテクニックやスピリッツを大切にしながら
旬の食材を使い、どうしたら香り高く美味しい料理を提供できるかー。
そんな想いのもと、ガネーシュで年に二回企画されているコースがある。
インド料理で季節を楽しむ。
いざ 「2013 春を味わうコース」へ。
春と秋に企画されているこのコース。
毎回メニューが変わるので、毎年このコースを心待ちにしている人が多いよう。
春野菜とスパイシーチキンコンフィ
コンフィは思ったよりスパイス弱めのやさしい味。
付け合わせの春野菜は、素材の味を楽しめるシンプルな味付け。
竹の子と発芽豆のスンダル
スンダルは豆を使ったサラダのこと。
これを春の味覚 竹の子と、発芽させた豆で作ったもの。
マスタードシードやカレーリーフなどのスパイスが香る中に、ふわっとココナッツの甘さ。
これ、素材違いで色々試してみたいなぁ。じわり美味しい。
シュリンプ・サモサ
桜を連想させるきれいなピンク色のソースは、ビーツで色づけされたヨーグルトソース。
さっくりと揚がった衣の中には、カレー風味のホクホクとしたじゃがいもとぷりぷりの海老。
食中酒に頼んだのは、インドのスラヴィンヤーズの白ワイン。
さらりと軽い口当たりの白ワインは、優しい味つけの南インド料理に合うね。
レモンラッサム
一見何も入っていないようにみえるのは、スパイスを全部漉しているから。
底に沈んでいる刻んだレモンの皮は、春の苦味を表現。
一口食べて、エグみのない爽やかな苦さにあれ?と思ったら
なるほど、塩漬けのレモンを使っていたのね。 納得。
これは酸味の加減が絶妙なのはもちろん、さっぱりしているのに味わい深くて
いつまでも飲んでいられそうな美味しさ◎
メインは魚かお肉から選択だったので、両方頼んで皆でシェア。
なにやら葉っぱにくるまれたお皿が到着。
桜鯛のバナナの葉包み焼き
はじめはそのまま、そのあとは鯛の身をぐちゃぐちゃに混ぜて。
そのまま食べても十分美味しいのだけれど、ココナッツたっぷりのマサラに
ふわふわの鯛の身を混ぜるとまた絶品。
ゴア風チキンカリー
南インドはお米が主食なので、ご飯に合うようさらりとしたカレーなんだよね。
タマリンドの酸味に、ピリリときいたスパイス。
バスマティライスとの相性も抜群!
黄人参のライスケーキ
もっちりとした生地のライスケーキは、南インドの軽食イドゥリをアレンジしたものだとか。
黄人参の餡にはカルダモンのいい風味が◎
大満足のコースの最後は、マサラチャイで締め。
インド料理といえば、ガツンとスパイスの味が前面にくるイメージが強いけれどー。
ガネーシュの料理は、素材の味を生かすためのスパイス使いが絶妙で
この繊細な味付けはちょっと他にはないんじゃないかなーと思う。
そして最後の口直しにテーブルに運ばれたのが、この砂糖を混ぜたフェンネルシード。
フェンネルシードには、消化促進や消臭効果があるのだとか。
クセになりそうな爽やかさだわ、コレ。
実はいつも季節メニューばかりで、通常メニューをほとんど食べたことがない私。
今度はのんびりグランドメニューを食べに来よう。
by bukubuku_abuku
| 2013-04-23 22:49
| 食で世界旅行