2012年 03月 26日
雪原のキャンドルナイト |
ぶくぶくあぶく。
はき出すは二年前の暖かな雪の記憶。
3月のある週末ー。
ポカポカ春陽気の関東を飛び出し、一路向かったのは雪国新潟。
夏に大地の芸術祭でこの地方を訪れた時ー。
冬も終わりに近づく頃、春の訪れを待ちわびる雪原一面に
キャンドルのあかりが灯るお祭りがあると聞いた。
午後14時頃ー。
みぞれまじりの雨が降る中、会場であるなかさと清津スキー場に到着。
全てのイベントが参加型だというのも、このお祭りの特徴でー。
悪天候なんかそっちのけで、雪上ドッジボールをする子供たちを横目に
強烈な寒さに早くもビビる私達が真っ先に目指したのは・・・
「最近またタヌキやアライグマが家に現れて・・・」
なんていう相談をするためでは、もちろんなくw
地元の有志の方々が出店する食ののれん街。
ここは猟友会のブースで、いのしし鍋とうさぎ鍋を提供。
中に入れるお餅を焼いてもらっている間に
次々と出される手作りのお漬物やお菓子。
夏に訪れた時も感じたことだけれどー。
新潟では行く先々で人柄そのものの温かなおもてなしに出会う。
別のブースでは足湯なんかもありー。
すっかり寛いでる友達w
夕方に向け一層冷え込むゲレンデ。
設置されたストーブの前に、自然と人が集まってくる。
人が集まれば、どこからともなく会話がはじまる。
高揚していく場の空気ー。
ふれあう人々の言葉や笑顔から、土地の人がこのお祭りを
とても大事に思っていることが伝わってくる。
そして何よりもまず、自分達がこのお祭りを楽しむことの大切さを知っているんだなぁと思う。
自分達が楽しめないものを、人に楽しませることなんかできない。
だから、ここの人達はみんなおもてなし上手なんだね。納得。
さぁ、日も暮れてきた。
蒼く染まった雪原に、暖かな光を灯そう。
今日は大人も子供も関係ない。
みんながそれぞれに、自分の灯りを灯していく。
ふと気づけば、あたり一面、光の海がひろがっていた。
その数三万本ー。
しんしんと雪が降りつもる夜のゲレンデ。
温かく感じたのは、おびただしい数のキャンドルの熱のせいだけではなかったと思う。
それは、あたたかな雪の夜の出来事ー。
次の日は朝から気持ちのいい晴天。
帰り道ー。
一面に広がる眩しい雪景色に思わず車を停めて、その景色の中へ飛び込む。
雪は真っ白で、眩しくて、冷たい。
そんなこと、もうとっくに知ってることなのにね。
嬉しくて 楽しくて はしゃぎすぎて疲れた。
きっとー。
頭の中の知識だけじゃ、わかってるはずのことも薄れて色褪せてきてしまうから。
こうやって見て、触れて、改めて実感する。
そういう時間を欲して、私は旅に出たくなるのかもしれない。
3月がもうすぐ終わる。
さぁ、今年もまた春がやってくるね。
はき出すは二年前の暖かな雪の記憶。
3月のある週末ー。
ポカポカ春陽気の関東を飛び出し、一路向かったのは雪国新潟。
夏に大地の芸術祭でこの地方を訪れた時ー。
冬も終わりに近づく頃、春の訪れを待ちわびる雪原一面に
キャンドルのあかりが灯るお祭りがあると聞いた。
午後14時頃ー。
みぞれまじりの雨が降る中、会場であるなかさと清津スキー場に到着。
全てのイベントが参加型だというのも、このお祭りの特徴でー。
悪天候なんかそっちのけで、雪上ドッジボールをする子供たちを横目に
強烈な寒さに早くもビビる私達が真っ先に目指したのは・・・
「最近またタヌキやアライグマが家に現れて・・・」
なんていう相談をするためでは、もちろんなくw
地元の有志の方々が出店する食ののれん街。
ここは猟友会のブースで、いのしし鍋とうさぎ鍋を提供。
中に入れるお餅を焼いてもらっている間に
次々と出される手作りのお漬物やお菓子。
夏に訪れた時も感じたことだけれどー。
新潟では行く先々で人柄そのものの温かなおもてなしに出会う。
別のブースでは足湯なんかもありー。
すっかり寛いでる友達w
夕方に向け一層冷え込むゲレンデ。
設置されたストーブの前に、自然と人が集まってくる。
人が集まれば、どこからともなく会話がはじまる。
高揚していく場の空気ー。
ふれあう人々の言葉や笑顔から、土地の人がこのお祭りを
とても大事に思っていることが伝わってくる。
そして何よりもまず、自分達がこのお祭りを楽しむことの大切さを知っているんだなぁと思う。
自分達が楽しめないものを、人に楽しませることなんかできない。
だから、ここの人達はみんなおもてなし上手なんだね。納得。
さぁ、日も暮れてきた。
蒼く染まった雪原に、暖かな光を灯そう。
今日は大人も子供も関係ない。
みんながそれぞれに、自分の灯りを灯していく。
ふと気づけば、あたり一面、光の海がひろがっていた。
その数三万本ー。
しんしんと雪が降りつもる夜のゲレンデ。
温かく感じたのは、おびただしい数のキャンドルの熱のせいだけではなかったと思う。
それは、あたたかな雪の夜の出来事ー。
次の日は朝から気持ちのいい晴天。
帰り道ー。
一面に広がる眩しい雪景色に思わず車を停めて、その景色の中へ飛び込む。
雪は真っ白で、眩しくて、冷たい。
そんなこと、もうとっくに知ってることなのにね。
嬉しくて 楽しくて はしゃぎすぎて疲れた。
きっとー。
頭の中の知識だけじゃ、わかってるはずのことも薄れて色褪せてきてしまうから。
こうやって見て、触れて、改めて実感する。
そういう時間を欲して、私は旅に出たくなるのかもしれない。
3月がもうすぐ終わる。
さぁ、今年もまた春がやってくるね。
by bukubuku_abuku
| 2012-03-26 23:21
| 旅にでてみた