2017年 12月 17日
繋がる~祓川神楽への旅~ |
きっかけは一年前の友人の写真展「繋がる~祓川の神舞」
写真の中の光景に強く惹かれた衝動を手放したくなくて
思い切って三泊四日で宮崎へ。
今回はそのカメラマンの友人にアテンドしてもらっての旅。
一足先に宮崎入りしていた彼女に空港まで迎えに来てもらい
まずはじめに向かったのは標高500mの森の中に佇む霧島東神社。
今回の目的である祓川神楽は
霧島東神社の社家の年中行事の一つとして、祓川の集落で代々継がれているもの。
その歴史は400年ほどと古く、霧島山の神に舞を奉納する最も重要な行事。
これから神楽に関わる私たちも、まずは土地神様にご挨拶。
引いたおみくじを木に結ぶようになったのは
神様との関わりの深い木の力を借りて、神様とご縁を結ぶためだったのだとか◎
私たちもこの土地の神様と良いご縁を結べますように。
そう願いつつ神社を後にし、次に向かったのは社家の一つであるK木家。
今回観光はいらないから、できるだけ神楽のお手伝いをさせて欲しいとお願いしていた。
初対面の私たちを、大変な時期に迎え入れてくれるご家族にご挨拶。
この日は庭から柚子を取るくらいで、楽しく談笑させてもらっちゃったけれどw
本格的なお手伝いは明日の神楽当日。
祓川では、神楽の日に家を訪ねてきた方に焼酎と蕎麦を振るまう習慣があってー。
それが友人知人に限らず、観光客も含めた来客全員をおもてなしするため
社家の女性陣はその準備でてんやわんやになるのだ。
祓川滞在中は
同じ高原町にある友人オススメの温泉宿「極楽温泉 匠の宿」に宿泊。
荷物を置いて一息ついたら、夜は斎行前夜に神楽宿で行う内祭に参加。
お祓いをし、刀と鍚杖を持った四人が舞う「神隨」という舞を奉納。
そのあと皆で湯豆腐を食べたのだけれど、これはきっと邪気払いだったんだろうな。
改めて、この神楽が地元で大切に受け継がれてきた神事だということを実感。
明けて翌朝ー。
今日は朝からしっかり働きますよ~。
宿のおいしい朝ご飯をもりもり食べてパワーチャージ◎
待ちに待った神楽当日。
長い一日がはじまる。
by bukubuku_abuku
| 2017-12-17 22:23
| +201712 宮崎 祓川