2015年 03月 08日
弥生の和菓子「菜の花」 @SOU・SOU 在釜 |
運よく京都滞在の日程が月またぎだったので
二日続けて新京極にある「SOU・SOU 在釜」へ◎
今年の和菓子のテーマは野菜。
3月はほろ苦い味が食卓に春を運ぶ「菜の花」
先月の「九条ねぎ」から一変して
黄色と緑の鮮やかな色合いのコントラストが目を引くねぇ。
亀屋良長が菜の花をモチーフに作った和菓子は三層仕立て。
一番上には、菜の花の緑色が鮮やかな葛寄せ。
真ん中には、菜の花のほろ苦さを演出する晩柑ピール。
一番下は白小豆の羊羹。
そうだった、そうだった。
色味の少ない冬の景色の中に
突然飛び込んでくるこの黄色の花の鮮やかさに、いつもはっとさせられてー。
少し苦味のある味が、春の芽生えの季節を思い出させるんだよね。
昔から「春には苦味を盛れ」と言われているのだそう。
寒さに耐えるために体内に栄養を貯めこんできた冬の体を
活発に動く春の体へとスムーズに変えるのに良いのだとか。
目にも鮮やかな明るい黄色に、優しい甘さの中の爽やかな苦味。
弥生の和菓子もおいしかった。
ごちそうさまでした。
春ももうすぐそこだね◎
by bukubuku_abuku
| 2015-03-08 23:53
| 週末京都