2014年 04月 24日
【シーズン6】 種まき |
6月頭の田植えに向けて
着々と準備が進んでいくボクサケ田んぼ。
今日は大事な種まきの日。
そしてランチは、田んぼまわりの野草で天ぷら大会だ◎
約三反のボクサケ田んぼに苗を植えるため
今日は230枚のセルトレーにひたすら種をまく。
地味で根気がいる作業。
でも自分が蒔いた種が芽吹いて苗が育ち、稲が実るー。
そう思うと、どの行程も大切でワクワクしてくるというもの。
シーズン4、シーズン5と
「美山錦」「山田錦」の2種類の酒米を育ててきたけれどー。
今年は満を持して、「山田錦」一本で行くことに◎
背丈が高くなるために、雨風の影響を受けやすく
他の酒米よりも育てるのが難しいと言われる山田錦。
素人ながらに四苦八苦しながら、田んぼと向き合ってきたボクサケの更なる挑戦。
今回、私ははじめて食事班をお手伝い。
野外で限られた機材を使って、一度に2~30人分の料理を作る。
これが思っていた以上に大変で、かつ焦るww
お昼の予定時刻が過ぎていくにつれ
作業スペースからチラチラと送られる「お昼まだ~?」の視線のツラさw
いつもお腹空いた~と好き勝手に騒いでいた自分にちょっと反省×
毎週末のように大活躍のセリは
お味噌汁に使う以外のものを、茹でて細かく刻んで塩もみ。
これを炊き立てのご飯に混ぜて、セリご飯に。
かまどご飯が炊き上がり、
セリときのこたっぷりのお味噌汁も、美味しく出来上がり。
でも今日のメインは、田んぼまわりに生えている野草で作る天ぷら!
油もいい温度になってきた。
さーてと。
摘んできた野草を揚げまくりますか◎
葉ではなく花を使うというので、まず驚いたタンポポ。
天ぷら大会ということで天ぷらにしてみたら、油を吸いすぎてしまい急遽却下×
でもこういうやってみて駄目だったというのも、いいよねぇと思う。
野草部長は普段酢の物にしているそう。今度はそれで食べてみたい。
鮮やかな緑色が美しい、柿の葉っぱの新芽。
これが今回、野草部長の一番のオススメ。
確かに柔らかくて甘味もあって、とても美味しかった。
個人的に気に入ったのは、カラスノエンドウ。
葉っぱがまだ開ききっていない若芽を摘んで、ハコベと一緒にかき揚げに。
豆の香りがふわーっと口に広がって美味◎
お浸し用に新芽を摘んでいるときに
はじめて見る人が多かった花の可愛らしさが話題になったアケビ。
肝心の新芽は、ちょっと成長し過ぎてたせいか苦み強め。
「十薬」と言われ、昔から民間薬として利用されてきたドクダミ。
天ぷらにしても、独特の強烈な香りはそのまま。
でもパクチーなどクセのある香草好きの仲間内では、クセになるとの評価も◎
春の山の恵みと言えば、なんといっても山菜。
ボクサケ田んぼ周辺では、うど、ハリギリ、たらの芽がニョキニョキ。
はじめて食べた葛も美味しかったな。
野草に詳しいメンバーがいたことで実現した、今回の棚田食堂ランチ。
皆でおいしくワイワイ楽しみながら
同時に田んぼまわりの生態系についても知ることができるのはいいなぁと◎
ランチの後は、種をまいた230枚のセルトレーを苗代へ移動。
保護シートをかぶせたら、田植えまではここで苗の生育をする。
田植えまで2ヶ月弱ー。
しっかり強い苗が育ちますように!
by bukubuku_abuku
| 2014-04-24 23:40
| 田んぼDAYS